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お子様のための歯科の豆知識


歯並びと一緒にアゴの成長もチェック。

歯科矯正というとどうしても歯並びにばかり目がいきますが、実は歯並びの悪さの原因にはアゴの成長が大きく関わってきます。

アゴを土台として歯は生えてくるので、アゴの成長に問題があると、歯も正常に生えてこなくなるのです。小児矯正の場合、まだアゴや歯が成長段階なら、これを利用して成長を正常な方向へと導き、歯並びを改善することができます。

これは大人の矯正歯科ではできないことです。アゴや歯の成長が終わってしまうと簡単には動かすことができなくなるので、大規模な外科手術でアゴの骨を削ったりすることもあります。
そんな負担を将来お子さんにかけないためにも、早期矯正をぜひおすすめしたいのです。



■アゴのどこをチェックしたらいいの?

歯並びならすぐにわかりますが、アゴをチェックしろと言われても、どこを見ていいか戸惑う人も多いでしょう。アゴが正常に成長しているかは、上アゴと下アゴのバランスを見てください。
上の前歯が2〜3mm下の前歯をおおい、下の前歯が上の前歯の裏に軽く当たるくらいが正しい状態です。

ただし、一般的には下アゴよりも上アゴのほうが先に成長するので、上アゴが大きくてもそこまで慌てる必要はありません。

逆に幼い頃から下アゴが大きい場合は、異常な成長をしている可能性が高いので、速やかに歯科を受診しましょう。

また、左右のアゴ関節がずれていないかも大切です。上下の前歯がきちんとずれずにかみ合っているかチェックしましょう。



■アゴがきちんと成長する前なら矯正も簡単


アゴの骨格は幼い頃はまだ未発達なので、成人のものと比べるとやわらかいのが特徴です。この時期なら、歯科医師の適切な処置で、歪みを調整し、正しい位置へ導くことができます。

この処置ができるのは小児矯正のときのみです。10歳前後から骨格は硬くなりはじめます。こうなってしまうと最悪骨を削ったり切ったりする大手術が必要となるため、お子さんのアゴの状態がおかしいなと感じたら、速やかに小児矯正を行っている歯科へ相談したほうがいいでしょう。

また、この時期に小児矯正を開始すると、アゴが小さくても乳歯の内に歯がはえてくるスペースを確保して永久歯を一本も失わずに歯列をキレイにすることができます。永久歯が生えそろってしまうと、この処置はできないので、抜歯してスペースを確保することになります。

このようなことから、最近では永久歯がはえそろう7歳までに小児矯正を受診させるのがよいとされているのです。成長してから苦労しないようにと、小児矯正を早めに受けさせる親御さんが増えつつあります。


 


お子様のための歯科の豆知識


不正咬合ってどんな種類があるの?


不正咬合とは歯がうまく噛み合わなかったり、歯並びが悪い状態のことを言います。不正咬合を治すには歯科矯正をするしかありません。

不正咬合はまだ骨格が未発達な幼い頃に治療すると、大人になってからよりも無理なく治療ができるので小児矯正がとくにおすすめとなっています。

では、そんな不正咬合ですが、どんな種類があるのかご紹介しましょう。


1.八重歯、乱くい歯

八重歯がかわいいなんて言われていた時代もありましたが、これもれっきとした不正咬合です。八重歯も乱くい歯も歯の生えるスペースが少ないせいで歯が押し出され、歯並びがでこぼこになる症状です。歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病になりやすいという問題もあります。


2.出っ歯(上顎前突)

前歯が前方に傾いて生えていることで突出して見えたり、上の歯すべてが前に出ている症状です。原因にはさまざまあり、上アゴが成長しすぎた、下あごの成長が不足している、前歯の生える角度異常があげられます。また、指しゃぶりをいつまでも止められないなど癖によっても、後天的になることがります。


3.受け口(下顎前突)

正常だと前歯が前にきますが、下の歯が前に出てしまう症状です。発音に問題が起こることもあります。骨格が原因の場合は骨が硬くなる前の幼児期に治療するのがベストです。それに間に合わなかった場合、手術が必要になることがあります。


4.上下顎前突

上下の顎や歯が突き出ている症状です。口全体が突き出て顔のバランスが悪くなります。前歯の角度を調整することでバランスを取ることができます。


5.すきっ歯(正中離開)

前歯の間がひろく離れている状態です。上唇にある筋がきちんと成長できなかったり、上顎の中にいらない歯が埋まっているせいで発症します。


6.過蓋咬合

前歯が2〜3mm程度かぶさっているのが正常なのですが、それよりも深くかぶさっている症状を言います。バランスのが悪いことでアゴへかかる負担が通常よりも多くなります。


7.開咬

前歯同士がかみ合わずに隙間ができている状態のことです。前歯で噛み切るという動作ができないので、食事がしにくくなります。成長と共に開咬はひどくなることがあるので、気がついたら幼い頃から矯正するのがいいでしょう。



このように、一口に不正咬合と言ってもいろいろな種類があります。その多くは、幼児期に早期矯正することで悪化させずに治療することが可能です。

逆に放置してしまうと、大人になってから大きな手術が必要になったり、時間や費用をもっとかけなくては治療できなくなります。

ですから、紹介した症状以外でも、お子さんの歯並びを見てどこかおかしいと感じたら、まずは歯科医師に相談してみてください。


 


お子様のための歯科の豆知識


小児矯正はいつからはじめるべき?

うちの子にはきれいな歯並びでいてほしいと願った場合、迷うのが小児矯正をいつから受けさせればいいのかということです。小児矯正は年齢や成長によって2段階に分かれています。



●第一期治療


3歳から12歳くらいまでに行い、アゴや骨のバランスの悪さを矯正します。受け口や出っ歯など、骨格の矯正が必要な症状は、骨が柔らかいこの時期から矯正を行うのがベストです。

また、生まれつきアゴが小さいと、八重歯や乱ぐい歯となってしまうため、この時期に器具を使用して歯が正しく生えてくるように矯正します。


●第二期治療


10歳から成人まで行える歯科矯正です。ワイヤーによって歯の位置を正しい位置に整え、その後保定装置によって元に戻るのを予防します。



■小児矯正は早いうちに済ませるのがベスト


見てわかるように、小児矯正は幼い頃に行うと、骨格から歯並びを改善することができます。
これは骨の柔らかい幼い頃にしかできないことです。
骨が成長して硬くなってしまうとこのような治療は困難になります。

場合によっては歯を抜いてスペースを作り、歯並びを治すしかありません。結果として、歯並びのためとはいえ、大切な永久歯を数本失うことになってしまうのです。

ですから、子供の歯の矯正はもう少し成長してからにしようと考えず、歯並びが気になったらすぐに小児矯正を行っている歯科に行って相談してください。

専門の歯科医がお子さんの歯やアゴの状態に合わせたピッタリの治療計画を作成してくれます。第一期治療をきちんと行うと、状態によっては第二期治療をする必要がなくなることもあります。

まだ永久歯が生えそろっていないからと小児矯正をためらう親御さんがいますが、第一期治療は乳歯の頃にアゴの成長をコントロールする治療法です。

美しい歯並びをお子さんに与えたいと思ったら、乳歯のうちに歯科医師に相談しましょう。



■早いほうがお得


お子さんの状態によって治療にかかる費用はまちまちですが、一般的には第一期治療なら10万円〜40万円程度、第二期治療なら30万円〜60万円程度と言われています。

値段にここまで差が出るのは、骨格矯正で使用されるプレートやマウスピースよりも、ワイヤーで歯を固定するブランケット矯正のほうが治療費が高額だからです。

また、第一期治療から行っていれば、第二期治療に突入しても費用が安くすむことが多いです。そのため、幼い頃から小児矯正を受けさせたほうが、家計にかかる負担を軽減することにもなるのです。

顎変形症と認定されれば保険が適応されますが、基本的には矯正では保険が使用できません。だからこそ、より費用を抑えるためにも早めの受診をおすすめします。


 


お子様のための歯科の豆知識

乳歯が抜ける時期は個人差があります。

最初は大体6、7歳頃に、下の前歯から抜けるケースが多いのですが、それは人それぞれ。
歯が抜けるとどうしても気になってしまい、触ったりいじったりしたくなりますが、雑菌が入ってしまうこともありますので注意しましょう。

歯が抜けた箇所は出血しやすくなっています。 出血したら、清潔なガーゼをあててやさしく噛んでいるとやがて止まります。 再度出血するのを防ぐために、歯磨きの際は歯が抜けた箇所に触れないようにします。

また何度もうがいをすると出血することもありますので、出来るだけ刺激を与えないようにすることも大切です。 歯が抜けた日は食事も刺激物を避けると良いですね。

極度に固いものや、辛いもの、しょっぱいもの、酸っぱいものを避けるようにし、あとは普段通りで問題ありません。乳歯の一部が歯茎に残ってしまった場合は痛みが伴うことがあります。

また雑菌の繁殖から炎症を起こしてしまい、歯茎が腫れ、時には発熱してしまうことも。 その場合はきちんと病院で診てもらうようにしましょう。 乳歯が抜け、やがて生えてくる永久歯はまだ軟らかく虫歯になりやすい状態です。

今まで以上に虫歯対策をしっかりと行えるように、歯が抜けた時は歯の大切さを家族で話し合えると良いですね。

 


お子様のための歯科の豆知識

最近は歯磨きに電動歯ブラシを使う方が増えてきました。
店頭には高性能の電動歯ブラシがたくさん並び、子ども用の商品ラインナップも目にするようになりました。

そこで気になるのが、電動歯ブラシを子どもに使うべきかどうか。これは一概に良い悪いとは言えません。

メリットとデメリットをしっかりと理解した上で取り入れるか決めると良いと思います。電動歯ブラシの良い点は、使い方を間違わなければ細かいところまで磨く事ができることです。

また物珍しさから自分から磨くようになり、歯磨き嫌いを治すきっかけになったという話もあります。 しかし正しく使えない子どもが実際には多く、磨き残しが意外とあることがデメリット。

歯茎を傷つけたり、痛みを感じることもあります。
もし電動歯ブラシを取り入れたいのであれば、親子で電動歯ブラシの使い方をきちんと知ることが大切です。

電動歯ブラシが無ければ上手く磨けない、となってしまうと困りますので、手でも上手に磨けることが基本だと考えましょう。

手で歯を磨くことは、子どもの指先の訓練にも繋がります。 力の入れ方や、細かい動き、指先や手首を使うことで脳への適度な刺激もあります。

電動歯ブラシも悪くありませんが、手で磨くことの良さも十分に知っておいてくださいね。

 


お子様のための歯科の豆知識


フッ化物塗布は、虫歯を予防し歯の健康を守るための有効な手段です。

フッ化物はフッ素とも呼ばれ、こちらは聞いたことがあるかもしれませんね。
「口の中に薬品を入れるのはちょっと…」と思われる方もご安心ください。 肉や野菜、果物にもわずかに含まれる成分ですので、過剰摂取しなければ問題なく、0歳時から塗布することは可能です。
 
歯は、口の中にあることで唾液に含まれるカルシウムが付き再石灰化が進み、少しずつ硬く強くなっていきます。 その為、乳歯や永久歯が生えたばかりのころは、虫歯になりやすい危険な時期と言えます。

歯が生えてきたら、歯科医院でフッ素物塗布を行いましょう。
年に3、4回歯科に塗布しに行く際、口の中を診てもらうことで歯の健康維持にも繋がります。 フッ化物塗布は子どものうちから行うのがより効果的ですが、大人になってからも虫歯予防にとても有効です。

家族で意識して、虫歯が無くても定期的に歯科医院に足を運ぶのが当たり前になると良いですね。 最近は「フッ素配合」と書かれた歯磨き粉も市販されています。

これは歯科医院で塗布する濃度よりもずっと低いため、毎日使うことが大切です。 うがいのできない3歳くらいまでは、歯磨き粉ではなく、飲んでも問題の無いジェルやスプレーを取り入れると良いでしょう。

フッ化物は万能ではありません。 基本となる歯磨きはしっかりと行うことは大切です。 フッ化物塗布はプラスで行う虫歯予防と考えてくださいね。

 


お子様のための歯科の豆知識

歯が生え始めて本格的に歯ブラシで歯を磨くようになると、どんな歯ブラシを選んだらいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

大人と違い、子どもは歯が小さく歯茎も柔らかいため、普通の歯ブラシは負担になります。 歯ブラシに書いてある推奨年齢を参考に購入するようにしましょう。

選ぶポイントは、ヘッドは小さめ、毛が長めで軟らかいものがベスト。ヘッドは、子どもの前歯二本分くらいの幅のものを選ぶのがお勧めです。

幼児の歯ブラシは、子どもが自分で磨く用と親が仕上げ磨きをする用の2本用意するのが基本です。 最初は歯ブラシを嫌がる子も多いため、子どもが自分で磨く用の歯ブラシはあまり機能を重視せず、子どもの好きなものを選ばせてあげると良いですよ。

好きなキャラクターが描かれていたり、好きな色のものであったり、小さな配慮で歯ブラシがぐっと身近なものになります。

4歳くらいまでは噛んでしまったり乱暴に扱うことも多く、歯ブラシはすぐに毛が開いてしまいます。使い方を厳しく指導するのではなく、歯ブラシは消耗品と考えて割り切ってしまいましょう。

仕上げ磨き用の歯ブラシは柄が長めのものを選ぶと良いでしょう。 仕上げ磨きでしっかりと磨いてあげることは虫歯予防のためにとても大切です。

歯ブラシが慣れていない時期は、嫌がったり暴れたりするもの。 毎食きちんと磨くのが一番良いのですが、それが無理そうなときは一日の終わりの夜だけでも丁寧に磨いてあげてください。

歯磨きは一生続くものです。 親子で出来るだけ楽しい時間になるような歯ブラシの時間を作れるといいですね。

 


お子様のための歯科の豆知識

「大人と赤ちゃんの食器や箸を分けるべき、一緒に使うと虫歯になる」という話を聞いたことがありませんか?

親としては子どもに小さいうちから虫歯になってほしくないですし、神経質になってしまいますよね。 でも本当に同じ箸などを使うことで虫歯になってしまうのでしょうか?

そもそも同じ食器や箸を使わないほうが良いというのは、そこから虫歯菌がうつってしまうため。 実は赤ちゃんは生まれた時、口の中には虫歯菌は存在していません。

生まれた後に、お父さんやお母さんを経由して虫歯菌が赤ちゃんの口の中に入ってしまい、その後虫歯になりやすくなってしまうのです。

虫歯菌が感染しやすい時期は決まっており、1歳半〜2歳半の間。 早い段階で感染すればするほど、その後の虫歯人生が変わるともいわれているのです。
 
ある研究によると、2歳までに虫歯菌が感染しなかった場合、4歳になるころの虫歯の数は0.3本ですが、2歳までに感染した場合、4歳になるころの虫歯の数は5本でした。 虫歯菌の感染を防ぐことが、とても大切であることが良く分かると思います。

虫歯菌の感染を防ぐには、食器や箸を共有しないこと、お父さんとお母さんが虫歯をきちんと治すこと、砂糖が入ったおやつを極力与えないことが効果的です。

子どもの虫歯を作らないためにも、是非今日から心がけるようにしてくださいね。

 


お子様のための歯科の豆知識

リオオリンピックは大いに盛り上がりましたが、選手たちの歯並びに注目された方はいらっしゃいましたか?

笑顔でインタビューを受ける彼らの中で、極端に歯並びが悪い方はいませんでした。
運動能力と歯並びやかみ合わせは深い関係性があると考えられています。
歯並びが悪いと噛む力が弱くなり、強く食いしばったり体に力を入れづらくなります。

またかみ合わせが悪いと、頭やあごの位置が安定しないため、首の筋肉が緊張し肩こりになりやすく、体が動かしづらくなります。

発育途中の大切な時期に、左右均等でない力がかかり負荷がかかってしまい、健康に大きな影響を及ぼすこともあるのです。

例えば出っ歯の人は口が自然に開いてしまうことで口呼吸になります。
それが続くと鼻呼吸が出来なくなり、運動の際に酸素が足りなくなり力が発揮できないこともあります。

運動が苦手な人や運動音痴の人、運動能力が低い原因はもしかしたらその歯並びにあるかもしれません。

歯並びやかみ合わせが良いと、口の見た目が良くなるだけではなく、体全体が良い状態をキープするのに役立っているのですね。

歯並びが悪い状態で一生過ごすことは、この歯が及ぼす影響を一生受け続けなければならないということです。 早めに歯科矯正をすることで、これらは解決します。

スポーツで結果を残したいと考えているのなら、一度歯の状態を確認すると良いかもしれませんよ。

 


お子様のための歯科の豆知識


子どもが寝ている時、歯ぎしりをしていることに気付いたご両親が歯並びに影響を与えないのか気になっているというご相談を受けたことがあります。

子どもの歯ぎしりの原因は大きく分けて2つ。

ストレスによるものと、成長過程で起こるものがあります。

ストレスの場合、例えば友達や先生との関係で悩みがあったり、習い事や部活で忙しい日々を送っていることで無意識に歯ぎしりをしてしまう場合があります。


この場合、話を聞いてあげたり適度に休息を取ったり、ストレスの原因となるものが解消されれば歯ぎしりは無くなっていきます。


また成長の証として歯ぎしりをする場合もあります。

乳歯から永久歯の生えかわりの時期に歯ぎしりをするのは、この歯ぎしりによってかみ合わせを調整しているのです。

永久歯が揃っていくと回数は自然と少なくなっていきます。

この場合の歯ぎしりは成長に必要なことですので治す必要はありません。

子どもの歯ぎしりはすぐに歯並びを悪くするものではありませんので、しばらく様子を見ると良いでしょう。

注意したいのはあまりにも歯ぎしりの期間が長い場合。

もともと歯並びが悪いことで歯ぎしりが起こることもあります。

歯が生え揃ってもずっと歯ぎしりが続くことで、歯がすり減ってしまったり、顎関節症や肩こりや頭痛の原因になってしまうことも。

そのような場合は、マウスピースを装着したり、歯の矯正を行うことで改善されます。

まずは少し様子を見てみて、心配ならご相談ください!

 



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