1950年代、お医者様のブローネンマルク先生は、
チタンと骨がひっつくことを発見しました。
まさに、時代の幕開けといえる大発見です。
インプラント第1号に選ばれたのは、
歯の抜けたビーグル犬でした。
1960年より行われた多くの動物実験により、
インプラントと顎の骨はしっかりとひっつき、
固いものまでしっかりと噛めることが確認されました。
犬の死亡後、解剖し、
埋め込まれたインプラントと顎骨を調べてみると、
100kgの力で引っ張っても抜けず、
インプラントの周囲には、
100万分の1mm近くまで骨が入り込み、
強固に密着していました。
このような動物実験で、
インプラントの有効性が確認され、研究が進み、
人体に応用されるようになり、今現在のかたちとなりました。
インプラントは進化しています。
泉田歯科医院で初めてインプラントを行ったのは、
今から約37年前になります
京都セラミックがサファイアインプラントを開発し、
その当時、見向きもされなかったインプラント治療が
臨床に取り入れられることになりました
サファイアインプラントは、
生体との親和性がよく拒絶反応なし、
その当時としては画期的な材質でした
京都セラミック サファイアインプラント
しかし、天然歯との連結が必要で、
単独植立は不可能というものでした
材質は、サファイアからチタンへと移行します
ここで、革命的な発見があります
オッセオインテグレーションです
オッセオインテグレーションとは、
チタンと顎の骨がしっかりと結合することが確認されたのです
1988年のことです
これにより、
インプラントは単独植立可能な治療法として、
つまり現在の治療体系となっていきます
現在のチタンインプラント
1998年、インプラントの成功が定義付けされ(ハーバード会議)、
現在のインプラント治療の原型がここでできあがります
インプラントの種類は、今現在で世界で200種類以上、
日本でも30社以上の会社がインプラントを研究開発し、製造しています
今まで数多くの研修会、セミナーに参加してきました
これからも患者様のため、自分のため、医院のために研鑽を続けます
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