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仮歯について

歯の治療中には、いろいろな理由で仮の歯を入れることがあります。上の前歯を削ったままでは見た目が悪いので、審美と黄な理由から仮歯をいれます。

むし歯の部分を削って型を取り、金属を詰めることになりますが、せっかくむし歯の部分(細菌におかされた歯質)を取り除いて歯が清潔になったわけですから、口腔内の細菌に再び侵されることのないように、仮の歯(合成樹脂や歯科用セメントなど)を入れて清潔な歯質を守っています。

型を取ったところに詰めてあった仮歯が取れた場合には、速やかに来院していただき、汚れた歯面を洗浄して仮歯を入れなおす必要があります。また、むし歯が隣の歯との境(隣接面)にまで及んでいるような場合は、仮歯が外れたままで放置されると隣の歯が傾いてきて、作ったものが入りにくくなることがあります。

このように仮歯は清潔な歯面が汚れるのを防ぐとともに、両隣の歯が傾いたり、噛み合わせの歯が伸びてきたりするのを防いで、修復物(インレー、クラウンなど)が正確に元の位置に装着できるようにするためのものですから、はずれたままで放置しないようにしてください。

ただし、ケースによっては仮歯が必要ない場合もありますので、そのときはプラークをためないようによくブラッシングをして、歯面の清潔を保つよう心がけてください。




抜歯した後の治療について

かぶせてあった歯がむし歯になり奥歯を2本抜かなくてはならない、困りました。抜けたまま放置しておくと咀嚼力(そしゃくりょく)が低下するだけでなく、噛み合わせのバランスが崩れることもあるのできちんと噛めるように治すことが必要です。

無くなった歯の部位によっても異なりますが一般的な治療の選択肢として部分入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。それぞれの治療方法には長所、短所があり、どの方法が一番すぐれているということはありません。治療期間、残存歯の削除量、装着時の違和感、審美性、治療の費用などはそれぞれの方法で大きく異なります。

部分入れ歯は残っている歯をほとんど削らずに入れることができますが、留め金具や歯肉の部分があるため装着時の違和感が大きいうえ、着脱して清掃する必要があります。

ブリッジは装着感はいいのですが残っている歯を削除する必要があり、残ってる歯の負担も大きくなります。

インプラントは残っている歯への影響も少なく装着感もありませんが、主日が必要なことや治療期間が長くかかること、費用がほかの方法より多くかかることが欠点です。

ご本人の希望、残っている歯や全身の状態により治療方法の選択は変わってきます。ご心配なこと、ご不安なことなど泉田歯科医院でお気軽にご相談ください。


 


永久歯は12歳ごろに生えそろい、寿命をまっとうするまで数十年間働き続けることになります。その間、何もトラブルを生じなければ一生を通じて28本の歯を保つわけですが、むし歯や歯周病、外傷などの病変に侵されると、最終的には歯を失ってしまうこともあります。
幸い生き残ることができた歯も長年使い続けていると、いろいろと変化が生じてきます。

変化の一つに歯がすり減っていく咬耗(こうもう)という現象があります。すなわち、かたい歯であっても長年にわたってこすれ合うことで少しずつすり減ります。

これは必ずしも病変とは言えず、加齢現象とも考えられます。すり減り方の程度は人それぞれ異なりますし、原因の違いで異なることもあります。

原因としては、まず歯ぎしりが考えられます。すなわち歯ぎしりは睡眠中に生じる非常に強い力による上下の歯のこすれ合いですから、それによって歯の表面が少しずつ削れていきます。

その場合、天然の歯同士ではなく、相手が人工材料の歯の場合はすり減り方が異なる場合があります。ことにセラミックスのように極めて硬い材料に対しては天然の歯の咬耗が特に顕著に生じることがあります。

物を食べる時の咀嚼運動で咬耗することはほとんどありませんが、特殊な例としてオーストラリアの先住民であるアボリジニは砂混じりの食物をそのまま食べる習慣があったため、彼らの歯のほとんどに著明な咬耗が観察されました。

咬耗に対する処置は程度に応じて考えます。非常に顕著な咬耗の場合は歯の表層部のエナメル質が剥がれて無くなり、内層の象牙質が露出します。そうなれば、知覚過敏やむし歯になったり、噛み合わせの高さが低くなって顎関節機能障害や咀嚼機能障害を生じることもあります。そのような傾向が認められる場合には、ひどくならないうちに人工材料で修復する必要が生じます。

しかし、ごくわずかな咬耗の場合は特に処置の必要性はなく、経過観察すればよいと思います。そして、咬耗が進行しそうな場合はナイトガードというプラスチック製のマウスピースを就寝時のみ装着し、歯ぎしりによる咬耗を予防すればよいでしょう。

「咬耗」が心配な方は、お気軽に泉田歯科医院にご相談ください。


※咬耗(こうもう)とは、噛むことによって歯がすりへっていくこと(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 咬耗の用語解説より)。

 


歯周病の特徴

歯周病はどのような特徴をもった病気なのでしょう。世界で最も多くの人がかかる病気(ギネス世界記録2006)感染症では、風邪、その他では歯周病と記載されています。

歯周病も実は感染症なので、記録には疑問もありますが、日本でも成人の約8割に歯周病の症状があるとされています。

歯周病は口の中の細菌が引き起こす感染症です。口の中には普段から300種類以上の細菌が生息しており、そのうちの約1割が歯周病に関係しているといわれています。

他の感染症に比べると原因となる細菌の種類が多いのが特徴です。これらの細菌は歯の表面に付着したり、歯ぐき(歯肉)のすき間から内側に潜り込み、塊となっています。これを歯垢またはデンタルプラークと呼び、歯を支えている周りの組織にさまざまな症状を起こします。

歯ぐきにだけ炎症が起きている状態を歯肉炎と呼び、歯ぐきが赤くはれたり、出血したりしますが、この段階で歯科を受診し原因であるプラークを取り除けば、健康な状態に戻ることが可能です。

歯を支えている骨を含む組織にまで炎症が及んでいる状態を「歯周炎」と呼び、歯周炎は歯肉の表面から内部に向けて炎症が進むため、症状の悪化に気づきにくい場合も多いのです。

このため歯周炎はサイレントディジーズ(沈黙の病気)とも呼ばれているのが特徴です。

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歯周病と糖尿病


歯周病と糖尿病が双方で影響し合っているのをご存知ですか。
糖尿病になると、口にもさまざまな影響が出ます。

その一つが歯周病です。

糖尿病の患者さんの約8割には歯周病の症状があり、ほとんどの人が歯周炎の段階まで進んでいます。糖尿病になると、感染症から身を守るための免疫機能が低下し、唾液が出にくくなって口が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境に変わっていきます。

また、高血糖の影響で歯周組織の細胞の元気がなくなり、炎症を起こして傷つきやすくなってしまうのです。

一方、歯周病が糖尿病の状態に悪影響を及ぼすことも、最近になってわかってきました。歯周病を引き起こす細菌が歯周組織から血管に入り込むと、血液中に「TNFα」と呼ばれる物質が放出されます。

この物質には、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きを妨げる作用があり、その結果、糖尿病が悪化すると考えられています。

実際、糖尿病の人の歯周病を治療したら、血糖値が落ち着いた症例も報告されています。
ここで強調したいのは、歯周病を早く見つけて治療すれば、糖尿病の予防や早期発見につながるということです。

糖尿病と診断された方は、その恐れを感じている方は、ぜひ早めに歯科も受信してください。(毎日新聞より)

 


現代社会において、より良く生活したい。そのためには、口と顔の働きといったものは非常に大きな要素となります。食べる楽しさ、言葉や表情を交わすことにより社会的、心理的な充実感の獲得など、口と顔の健康は、より高いQOL(Quality of Life)の獲得に大きく影響するものと思われます。

なかでも、美しく、健康的で機能的な口元や歯並びは、みんなの憧れです。この憧れはいろいろなアプローチによって、相当な確率で達成でできるようになってきています。歯並びを治す、すなわち歯科矯正治療もその手段の一つです。

矯正治療ってどのようなもだと思いますか。見た目にグロテスクな装置を連れて何年もかかるものと思っていませんか。矯正治療は、ここ数十年の間に器具や技術などの点で、大きく進歩してきました。

治療のメカニズムも以前は歯だけ動かすことが中心でしたが、現在では、アゴまで動かす、あるいは治療をすることにより、顔の中での口や歯並びをよりバランスのとれた機能的な状態に改善することができるようになってきています。

また、朽ちの周りの筋肉や舌の訓練といったことにも注意が払われるようになってきています。しかし、人の歯の動きの速さやアゴの成長といったことは変わっていないので、治療期間が昔に比べて劇的に短くなるということはありません。もちろん、ずっと効率的にはなってきています。

人それぞれ条件も異なります。もし矯正治療を受けたいとお考えでしたら、泉田歯科医院へご相談ください。



矯正歯科歯治療って?

矯正治療を行いたいと思っている方、その理由はなんでしょうか?
一般的には、見た目が気になるという「審美的な理由」と、しっかり食べ物を噛みたい、あるいはうまく発音ができるようにしたいなどという「機能的な理由」から治療を希望する方に大きく分けられると思います。

「審美的な理由」の場合、その基準に絶対的なものはありません。もしあなたが八重歯だったとします。しかし、あなた自身がまったく気にならず、何の不都合も感じていないとしたら、矯正治療をしなければならないということはないのです。

しかし、見た目に八重歯が気になり、きれいに並んだ歯、きれいな口元を望んでいるとしたら矯正歯科治療という方法があります。一般的にきれいな歯並び、正しい噛み合わせは、機能的にも優れていると言えます。最近では「機能的な理由」のために、矯正歯科治療を希望される方が多くなっています。

「機能的な理由」とは何でしょうか?
簡単に言うと、食べ物をうまく噛むことができない、正しく発音することができない、歯磨きが上手にできない、自分では口を閉じているつもりなのにいつも口が開いているなど、生活する上で何らかの支障を感じられている場合になると思います。

もちろん、生まれつき歯の数が足りないなど、機能的な問題がある場合、人それぞれ程度も要因も異なってきます。まったく同じ人は2人といないと言えるほどさまざまなケースがあります。そこで、その人に合った治療が必要になってきます。そのために、しっかりとした検査と診断が必要なことは言うまでもありません。

もう少し問題点を掘り下げて考えてみましょう。

矯正歯科治療を受けたいと思う方の理由に、大きく分けて「審美的」と「機能的」とがあります。矯正歯科治療は簡単に言うと、見た目と機能、この両方の悩みを解決する治療であると言えます。それでは、具体的にそれぞれどんな種類の不正咬合(歯並びが悪いこと)があるのでしょうか。


★主に審美的に問題となる不正咬合

・上顎前突=上の前歯が大きく前に突き出た噛み合わせ
・反対咬合=受け口の事で、下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせ
・叢生(そうせい)=八重歯や乱ぐい歯のことで、歯並びがデコボコの状態
・正中離開(せいちゅうりかい)=左右の前歯の間が開いてすき間のある状態
・その他=左右の顎の大きさが大きく異なるなど


★主に機能的に問題となる不正咬合

・開咬=奥歯を噛み合わせても、上下の前歯が噛み合わず、開いたままの状態
・過蓋咬合(かがいこうごう)=上の歯が下の歯に大きく覆いかぶさった状態
・交叉咬合(こうさこうごう)=上下の噛み合わせが左右にずれている歯並び


こうした例があげられます。ただ、以上の不正咬合は主なものであって、ほとんどの人の場合、いくつかの問題点を併せ持っていることが多く見られます。その程度もさまざまで、例えば骨格に問題があるかないかで治療方針が大きく異なってきます。ご自身で、今何が一番気になっているのか確認した上で、矯正歯科治療を始められることをお勧めします。

 


誤嚥性肺炎

肺炎とは肺の炎症性疾患の総称で、一般的には急性の感染症として理解されています。多くは発熱、咳、呼吸困難、胸痛などの症状がありますが高齢者は症状が出てもわずかであったり、全く出ないこともあるので注意が必要です。

食欲減退、不活発、会話の欠如などの時にも肺炎が潜んでいる場合があります。独居老人など、症状を訴えることが困難な環境では特に注意が必要です。

治療法は抗菌薬の投与が有効ですが、経口摂取が困難な状態では、脱水や低栄養状態、呼吸困難による低酸素状態など重症化することもあります。その場合は入院下で、静脈栄養、経腸による栄養状態の改善、輸血による電解質の補正や酸素投与、状態によって人工呼吸が必要です。

肺炎の死亡率は高齢者が特に高く、75歳を過ぎると罹患率、死亡率共にし急上昇し、85歳以上の男性で死因第2位、90歳以上の男性で死因第1位となります。これには加齢に伴う体の抵抗力の低下もありますが、加齢変化に伴う口腔環境の変化も深くかかわっていると思われます。

口腔内には常に300〜500種類もの細菌がいます。しかしこれらの細菌は通常、だ液中に含まれる殺菌、抗菌作用を持った物質やだ液自体の汚れを洗い流す作用(自浄作用)により胃へと洗い流され、数が制限されています。

高齢者は、だ液分量が加齢変化に伴い減少していきます。senior.png
加えて、咽頭における反射も低下するため、食物やだ液が誤って気管に流れ込む、誤嚥が生じなすくなります。また、脳卒中などで嚥下障害が起きると、誤嚥が顕著になります。

つまり、加齢に伴うだ液分泌量の低下は口腔内の病原性細菌の増殖をまねき、病原細菌を含んで繰り返される誤嚥は肺の細菌処理能力を超え、肺炎を引き起こすのです。

よって、口腔内の状態をできる限り清潔に保ち、細菌数を抑えることが高齢者の肺炎予防に重要です。口腔清掃は歯ブラシを使った機械的清掃が原則で、洗口だけでは不十分です。

歯ブラシが届かない部分にはデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用できればなおよいと思われます。

また、専門的な口腔ケアを行うことは肺炎の予防だけでなく、入院患者の早期離床や糖尿病の改善といった効果をもたらすことも報告されています。




介護と口腔ケア

要介護者の状態に大きく左右されますが、今回はご自身で口腔ケアを行えない方に対する口腔ケアの必要性、重要性についてお話しいたします。

多くの方が大小さまざまな入れ歯を装着されておられます。介護者自陣が専門教育を受けておられたか、入れ歯を使用、もしくはその経験がおありなら入れ歯の取り扱い、特徴、問題点をよくご存知でしょうが、若年の近親者が介護する場合ではどのようにすればよいのか分からなくて当然です。また、歯が丈夫で入れ歯に頼っておられない要介護者もいらっしゃるでしょう。

口腔内を清潔に保つことは要介護者が爽快感を得られるだけでなく、口腔内の食物残渣(ざんさ=口腔(口の中)内に残された食べ物などのかすのこと)を呼吸とともに肺に吸い込み、肺炎を発症させてしまうことを予防するとともに、口腔内からの細菌感染を防ぐという重要な役割を果たします。

そのため入れ歯を使用されておられる場合には食後必ず入れ歯をはずしていただき、全体を義歯用ブラシ等で丁寧に汚れを落とし、口腔内に自身の歯があれば歯ブラシで十分にブラッシングすることが必要です。
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その後、すぐに入れ歯を装着しない場合には、適当な容器に清潔な水を入れ歯が十分に浸るまで゛注ぎ、容器中で保存します。

入れ歯は乾燥状態が長く続くと微妙ながら変形する可能性があります。使用者の歯ぐきの形にフィットしていない入れ歯は咀嚼(そしゃく=食べ物を歯で噛み切り、奥歯で砕き、 飲み込むこと)時のみならず装着するだけで痛みの原因となります。このような時は歯科医師にご相談いただき、多くの場合、入れ歯の調整を行うことで使用可能となります。

咀嚼をして食物を摂取することは脳をはじめ全身の機能の発達や維持と密接にかかわっているといわれていますので要介護者の状態改善に寄与できると考えます。

部分入れ歯の場合には装着、脱離方法が分からない場合がありますが、このような場合にも歯科医師から適切な方法の指導を受けることが可能です。その他、要介護者の状態に沿った口腔の清掃法などについてもご相談ください。

 


唾石症

胆のうにできる石を胆石、腎臓にできる石を腎結石(尿管にできる石を尿管結石)といいますが、だ液腺の中にできる石を唾石といい、それによってだ液がうまく流れなくなることを唾石症といいます。ほとんどは顎下腺に生じ、唾石の大きさは砂粒大の小さなものから数センチに及ぶものまで見られます。

原因は、だ液の流れ出る管の炎症やだ液の停滞、さらにだ液の性状の変化などで、入り込んだ細菌や異物などが核となり、だ液に含まれる炭酸石灰やリン酸石灰などを主成分とする石灰が沈着し、結石(唾石)をつくると考えられています。

症状は、ものを食べようとしたり、あるいは食べている最中に、詰まっただ液腺のある場所が腫れて激しい痛み「唾疝痛(だせんつう)」がおこり、しばらくすると徐々に症状が出なくなるのが特徴です。酸味の強いものを食べたときなどは症状が強く出ます。また、炎症が起こさていると、膿も出てきます。

診断はX線撮影をすればわかりますが、わかりづらいときはコンピューター断層撮影(CT)で確認します。

治療方法は、唾石がどこにあのるか、また大きさや何個あるのかによって変わりますが、小さな唾石は自然に流出することもあります。顎下腺の場合は、出口に近い場所やだ液の流れ出る管の中にある唾石は、口の中から切開して、唾石のみを摘出します。

また、唾石がだ液腺の中にあり、しかも複数個ある場合や、慢性だ液腺炎をおこしている場合は、あごの下を切って顎下腺全体ごと摘出することもあります。

このような症状がある場合は、かかりつけ歯科医院で相談していただき、口腔外科専門医のいる病院を紹介してもらいましょう。。(毎日新聞より)



口唇粘液嚢胞(こうしんねんえきのうほう)について

だ液を作りだし、口の中に送り出す(分泌する)器官をだ液腺と呼びます。ほとんどのだ液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の三つの大きなだ液腺から分泌されますが、口の中には、これ以外にも少量のだ液を分泌する小だ液腺が多数あります。

その一つが唇の内側にある口唇腺と呼ばれる小だ液腺で、ここからだ液が出ることが妨げられる(主な原因は排出のための管の閉塞や障害)と、唇の内側が丸い球状にふくらんで、腫れたようになります。これを専門的には口唇粘液嚢胞と呼びます。

この嚢胞は、下唇の真ん中よりやや外側付近に多く発生し、年齢的には10〜20歳代に多いとされています。痛みはなく、突いたりするような刺激で容易に破れ、粘りのある液体が流れ出すと、いったんは消失するので放置されることも多いようです。

けれども、原因が取り除かれないと、ほとんどが再発を繰り返すことになります。原因はとがったむし歯や歯の生え変わりなどにより反復性の外傷、唇を噛むなどの習癖が考えられています。

治療法は切除を基本とし、再発を防ぐために嚢胞(ふくらんだ部分)だけでなく、原因となった小だ液腺も同時に摘出することになります。

唇が時々ふくらんで気になるようでしたら、かかりつけの歯科医院で相談してください。(毎日新聞より)


 


口は健康のカナメ

「腰」という字は身体を意味する「月」とかなめ「要」という字からできています。「腰」は人体のカナメであることは、その文字の成り立ちから考えてもわかります。

人類は二足歩行することにより進化してきました。その二足歩行のために、重い上体を支える役目をしているのが腰になります。

しかし、体を支えるカナメは、腰だけでなく「口」も重要な役割をしているのです。歯が悪いのを放置しておくとかみ合わせが変わって下顎骨の位置がズレてきます。下顎骨の位置が正常に保たれなければ背骨や骨盤にゆがみが生じてくるし、また骨盤にゆがみが生じればかみ合わせズレてくる。どちらがゆがんでもそのゆがみは身体中に伝わってしまうのです。

顎関節症といわれる病気は下顎の位置のずれや噛み合わせが原因であごの関節に支障をきたし、さまざまな症状を引き起こします。痛くないからといって歯が抜けたままだったり、強い噛みしめ、ほおづえなど不良姿勢、ストレス等を放置していると、頭痛、耳鳴り、めまい、肩こり、難聴、手足のしびれ、自律神経失調症状等、身体全体に悪影響を及ぼすこともあります。

噛み合わせの重要度を認識し、気になることがあれば、なるべく早く、かかりつけの歯科医院で診てもらいましょう。



管楽器演奏と歯

楽器の中でも息を吹き込んで音を出すものを管楽器といいますが、その演奏に歯が大きくかかわることをご存知でしょうか。トランペットのような金管楽器ではマウスピースを唇に押し付けて吹き、クラリネットのような木管楽器ではマウスピースをくわえて吹きますが、いずれの場合も前歯は非常に重要な役目を果たします。

演奏するときには前歯と唇のすき間からの息の流れを微妙にコントロールして、繊細な音色を表現します。ですから、前歯がむし歯になって少し形が変わっただけでも音色が悪くなったりしますし、外傷や歯周病で抜けてしまうと音を出すこともできなくなってしまいます。そのため、プロの演奏家などは非常に歯を大事にしています。

もともと歯並びが悪い人の場合は、マウスピースの位置が安定しないためにきれいな音が出にくかったり、長時間の演奏ができなかったりすることがあります。また、歯並びが悪い部分が唇にあたって外傷性の口内炎ができやすくなることもあります。

歯列矯正をする場合にも矯正装置はしばしば演奏の妨げになります。このような問題を解決するため、リッププロテクターといわれる装置を口の中につけたり、演奏の障害にならない特殊な矯正方法を選択したりします。

吹奏楽をされていてお困りの方がいれば、かかりつけの歯医者さんで相談されてみてはいかがでしょうか。

このように、歯には「噛む、話す」以外にも重要な役割がたくさんあるのですね。(毎日新聞より)

 


補綴について

2018/01/16

歯の欠損と補綴方法


歯が抜けてなくなると、抜けた歯の本数や場所によっては食べにくくなったり、しゃべりにくくなったりしますし、前歯の場合は見栄えにも影響することがあります。

そのため、補綴処置によって抜けた歯の部分を人工の歯で修復することが必要になります。その際、固定式か可撤式(かてつしき)の方法のどちらかを選択することになります。

固定式の補綴方法は抜けた歯の本数や場所によってはできないこともあります。というのは、固定式は両側の歯を土台に橋渡し(ブリッジ)するため、土台の歯の負担が大きくなります。

ですから、抜けた歯の本数が多くなれば過重負担となり、土台の歯が力に対して耐えられなくなります。

一方、可撤式(かてつしき)の方法は出し入れする「入れ歯」のことで、それには馬の背に乗せる鞍に似た「床(しょう)」という部分があり、歯が抜けた後の歯肉の上に「床」を載せて使うので噛む力は主に歯肉にかかります。

この場合は抜けた歯の本数が多くても「床」の面積を広げることで対応できます。ただ、この「部分入れ歯」はそれを支えるために残った歯にバネ(クラスプ)をかける必要があります。

また、一般的な固定式の他に、近年技術的にも進歩しているインプラントの方法があります。

これは、歯が抜けてなくなった場所のあごの骨に人工の歯根(現在はチタン材料が最も多く使われている)を手術によって埋め込む方法です。

利点はブリッジのように前後の歯を削る必要がなく、成功すれば違和感なく噛めます。成否はあごの骨の状態に左右され、適応かどうかの診断が大変重要になります。



前歯の補綴治療


『自転車に乗ったまま転倒し、上の前歯を1本失いました。今は樹脂の歯を使って応急的に両隣の歯と接着してもらっていますが、今後どうすればよいのでしょうか?』との質問です。


今のままではいずれ、人工歯が外れたり、変色してきたりしますから本格的な方法で治療する必要があります。なくなった歯を人工の歯で補う治療を補綴(ほてつ)治療と言いますが、上の前歯1本の補綴治療にはいくつかの方法が考えられます。前歯の場合、見栄えの点と機能の点を併せて考える必要があります。

(1)両隣の歯を支えとする固定式の方法(ブリッジ)
(2)出し入れする義歯(可撤式)の方法
(3)インプラントの方法

の、主として3通りが考えられます。


(1)のブリッジの方法では、両隣の歯を削る必要があります。削る程度は方法や材料によって異なります。両隣がすでに治療済みの歯の場合、あるいはむし歯でこれから治療の必要があるなら、歯の周囲を削って被せる方法でもいいのですが、まったく健全な歯であれば、部分的なわずかな歯の削除で可能な方法(接着性ブリッジ)もあります。

(2)の義歯の場合は取り外しが面倒であることと、見栄えがあまり良くない場合もありますが、両隣の歯は削らなくてすみます。

(3)のインプラントの方法では、人工歯根を骨に植え込む手術が必要ですから、骨の質や量が問題になります。この方法が可能であれば、固定式でしかも両隣の歯も触ることもなく治療できます。

(1)(2)の方法には保険適用されるもの、されないものがありますが、(3)のインプラントは保険適用されません。
主治医の先生に十分相談れることをお勧めします。(毎日新聞より)

 


加齢と口腔内の変化(1)


むし歯や歯周病に罹患しなくても歯や歯ぐきも年を重ねるにつれて少しずつ変化をします。
典型的なものとしては、歯がだんだん磨り減ってきて、茶色っぽくなってくることや歯ぐきが少しずつやせて歯と歯との間に食べかすなどがつまりやすくなることなどがあります。

また、歯を抜いて入れ歯を使われている方の場合には、あごの骨がだんだん小さくなってくることもしばしば起こる現象です。

これらは加齢変化といわれるもので、個人差はあっても必ずどんな人にも生じてきます。そのため、これまでは咀嚼(そしゃく)や会話に大きな支障がない限り治療の対象になることは少なかったようです。

けれども近年の審美性に対する要求やアンチエイジング(抗加齢)の意識の高まりから若さを取り戻すための治療もおこなわれるようになってきました。

磨り減ってしまった歯にきれいな形の冠を被せたり、漂白によって茶色くなった歯を白くすること、吸収してしまった歯槽骨を再生する手術などです。

高齢者のライフスタイルの変化に伴って今後もこれらの治療に対するニーズはさらに高まっていくものと考えられています。

実際には、口腔内の変化が病的なものなのか加齢によるものなのかを区別して治療を行うことが非常に重要になります。

「歳のせい」と諦めていた方も一度かかりつけの歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか。



加齢と口腔内の変化(2)


(1)では、むし歯や歯周病に罹患しなくても歯や歯ぐきが加齢によって変化することをお話ししました。(2)では、加齢によっておこりやすくなる口腔内の疾患を取り上げてみます。

口腔内における加齢変化の中でも重要なものとして、だ液量の減少があります。加齢そのものによってもだ液量は減少しますが、高齢者の多くが服用する降圧剤や抗不安薬等の薬物の副作用によってだ液の分泌量はさらに低下します。

だ液が少なくなるとプラークが蓄積しやすくなってむし歯や歯周病が進行しやすくなるばかりでなく、口臭や味覚障害、咀嚼・嚥下困難などさまざまな疾患を引き起こす原因になります。このような状態をドライマウスといいます。

丁寧にブラッシングをしてプラークを十分に除去することやゆっくり食事をして咀嚼回数を増やし、だ液を多く分泌させることは重要です。

その他の対策としては、水分補給や保湿剤やシュガーレスガムの使用、だ液腺マッサージなども有効です。

高齢者の増加に伴い、ドライマウス外来を備えた病院も多くなってきています。だ液分泌量の低下の原因は加齢や薬物の副作用以外にもありますし、他の疾患によっても似たような障害が生じることもあります。

口喝や口臭、咀嚼・嚥下の障害が気になりはじめた方はまず、かかりつけの歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか。(毎日新聞より)

 


●子どもの仕上げ歯磨き


子ども(3歳)が仕上げ歯磨きをさせてくれないときどうすればよいでしょうか?

お母さん方から同様のご質問をよく受けます。
子ども自身が磨いただけでは磨き残しも多く発生し、その結果、さまざまなお口のトラブルの原因となることが考えられますので、お母さん方の仕上げ磨きは欠かせないものです。

しかしながら子どもにはその重要性がすぐに理解できませんので、嫌がるのも無理はないと思います。

お口の健康の重要性が広く認知されてきており、お母さん方は子どもたちの歯を守るため、非常に努力をされておられることも日々の臨床において強く感じることができます。

抑え付け、強引に歯磨きを続けることにより、子どももそのうちに慣れてきて仕上げ磨きをさせてくれるようになるかもしれませんが、日々の中で歯磨きの時間が一番嫌な時間となり、歯磨き自体を嫌いになってしまうことも考えられます。

歯磨きが嫌な時間ではなくなるように、歯ブラシの色を選んでみたり、好みの歯磨き剤の味を選んでみたり、また、仕上げ磨きができたときには十分にほめてあげてください。

遊びの一環として歯磨きを取り入れていただくことにより、歯磨きが生活の一部として定着し、生涯のお口と体の健康に役立つものと考えます。

定期的に、お子様のお口の中をかかりつけ歯科医にチェックしていただくことも欠かせません。
その折に歯磨き用具の選択、歯磨き方法、磨き残しの有無などしっかりとお伺いになり、お子様の成長にお役立てください。(毎日新聞より)



●小児の「歯ぎしり」


成人の歯ぎしりはあごのだるさや痛み、こわばりなどの症状を伴うことがあり、問題になることがあります。

一方、小児の歯ぎしりは非常に一般的なものでありますが、それほど問題にはなっていません。でも、しばしば両親が自分たちの子どもの睡眠中の歯ぎしり気づいて非常に心配し、治療の相談に歯科を訪れることも珍しくありません。

成人の歯ぎしりに関しては多くの研究がなされ、データの数も多いのですが、小児の歯ぎしりに関してはテータが非常に少ないのが現状です。一般的には、小児の歯ぎしりには成人に見られるような特別な症状を伴わないことが広く認められています。

126人の歯ぎしりをする6〜9歳の小児に関するある研究では、5年後になっても歯ぎしりを続けていたのはそのうちのたった17人で、残りの約9割の小児は歯ぎしりがなくなっていました。


すなわち、この研究からもわかるように小児の歯ぎしりは加齢とともになくなっていくものであり、重大な症状とは関連なく、成人した時の歯ぎしりのリスクを増加することに関係しないということが分かっています。

従って、もしもご自分の子どもさんが睡眠中に歯ぎしりをしていたとしても、通常はそのうち次第になくなっていきますから、心配する必要がないということです。(毎日新聞より)

 



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