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加齢と口腔内の変化(1)


むし歯や歯周病に罹患しなくても歯や歯ぐきも年を重ねるにつれて少しずつ変化をします。
典型的なものとしては、歯がだんだん磨り減ってきて、茶色っぽくなってくることや歯ぐきが少しずつやせて歯と歯との間に食べかすなどがつまりやすくなることなどがあります。

また、歯を抜いて入れ歯を使われている方の場合には、あごの骨がだんだん小さくなってくることもしばしば起こる現象です。

これらは加齢変化といわれるもので、個人差はあっても必ずどんな人にも生じてきます。そのため、これまでは咀嚼(そしゃく)や会話に大きな支障がない限り治療の対象になることは少なかったようです。

けれども近年の審美性に対する要求やアンチエイジング(抗加齢)の意識の高まりから若さを取り戻すための治療もおこなわれるようになってきました。

磨り減ってしまった歯にきれいな形の冠を被せたり、漂白によって茶色くなった歯を白くすること、吸収してしまった歯槽骨を再生する手術などです。

高齢者のライフスタイルの変化に伴って今後もこれらの治療に対するニーズはさらに高まっていくものと考えられています。

実際には、口腔内の変化が病的なものなのか加齢によるものなのかを区別して治療を行うことが非常に重要になります。

「歳のせい」と諦めていた方も一度かかりつけの歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか。



加齢と口腔内の変化(2)


(1)では、むし歯や歯周病に罹患しなくても歯や歯ぐきが加齢によって変化することをお話ししました。(2)では、加齢によっておこりやすくなる口腔内の疾患を取り上げてみます。

口腔内における加齢変化の中でも重要なものとして、だ液量の減少があります。加齢そのものによってもだ液量は減少しますが、高齢者の多くが服用する降圧剤や抗不安薬等の薬物の副作用によってだ液の分泌量はさらに低下します。

だ液が少なくなるとプラークが蓄積しやすくなってむし歯や歯周病が進行しやすくなるばかりでなく、口臭や味覚障害、咀嚼・嚥下困難などさまざまな疾患を引き起こす原因になります。このような状態をドライマウスといいます。

丁寧にブラッシングをしてプラークを十分に除去することやゆっくり食事をして咀嚼回数を増やし、だ液を多く分泌させることは重要です。

その他の対策としては、水分補給や保湿剤やシュガーレスガムの使用、だ液腺マッサージなども有効です。

高齢者の増加に伴い、ドライマウス外来を備えた病院も多くなってきています。だ液分泌量の低下の原因は加齢や薬物の副作用以外にもありますし、他の疾患によっても似たような障害が生じることもあります。

口喝や口臭、咀嚼・嚥下の障害が気になりはじめた方はまず、かかりつけの歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか。(毎日新聞より)