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■口が開かない!?

「口が開かない、口が開きにくい、口を開けるとあごの関節が痛い」などの開口障害はさまざまなことが原因で起こります。

親知らず周囲の歯肉の炎症(智歯周囲炎)により口が開かなくなることがよくありますが顎関節症または解剖学的な原因で起こることもありますので、治療には歯科医院で正しく鑑別診断してもらう必要があります。

診断する上で大事な情報として

(1)口が開かなくなった時期(ずっと前からか・最近急に開かなくなったのか)
(2)痛みはあるのか・痛いのはどこか(顎の関節か、顎やこめかみの筋肉か)
(3)口を開け閉めするとき音がするか(カクン、ジャリジャリなど)

といった項目があり、詳しく説明できるように要点をまとめて来てもらえると、情報の取りもれがなく、正しい診断につなげることができます。

開口障害の原因が智歯周囲炎などの炎症が原因の場合には、炎症が治まれば自然に治ることもありますが、多くは抗生物質で炎症を抑え、原因歯を抜歯することでおさまります。顎関節症が原因の場合には、咀嚼筋や靭帯の痛みによるもの、間接円板(顎をスムーズに動かす軟骨でできた組織)の偏位によるもの、顎間接の変形によるものなど6種類の鑑別診断が必要とされ、マウスピースを使用するなど、それぞれに対する治療法が異なります。

最近では、痛みがほとんどなく、顎を前後左右に動かすことはできるが、指2本がやっと入る程度にしか口が開かないという病気が注目を集めています。「咀嚼筋腱・腱膜過形成症」といい、痛みがないので本人は病気である認識がなく、歯石を取るとは口が開かないために、歯科医院で初めて浸かることが多いそうです。20210506.png

これには外科治療で対応せざるを得ません。症例にもよりますが、術後のリハビリで指が4本入るまでに改善できる場合があるそうです。

口が開かないなどの症状が出た際には、さまざまな原因がありますので、まずはかかりつけの歯科医院で相談してみてください。



■口の渇き大丈夫?

最近お口が渇いて仕方がない、食事の際に痛みがあり飲み込みづらい、入れ歯ががたついてよく落ちるなどの症状をお感じになられたことはありませんか?

それは最近話題になっている口腔乾燥症が原因かも知れません。現在、口腔乾燥症の潜在患者数は推定800万人とも言われています。原因としては加齢による唾液腺の機能低下、特定薬剤による副作用、放射線治療の後遺症などが考えられます。唾液分泌量の目安は、安静時15分当たり1.5ミリリットル以下、刺激時は10分当たり10ミリリットル以下とされています。

ただ、前述のような症状を感じてもさほど重篤な症状ではないため、患者自身があきらめ、放置される傾向がありまます。歯科としても、これまではあめ、ガムなどを用いて唾液腺に刺激をあたえることや、うがいの励行、こまめに水分摂取、保湿剤の使用などを指導するぐらいでした。

しかし、最近の研究から口腔乾燥症によりむし歯が進行し、また歯周病の重症化を引き起こすので、内臓や循環器の疾患の遠因とも言われるようになってきました。そこで歯科からの取り組みとして従来からの対症療法だけでなく、特別な装置をお口の中に用いて積極的に水分補給する事ができないかと考えられています。

具体的には、マウスピースに吸水袋を取り付けた物や、入れ歯やかぶせに空洞部分を作り貯水槽として水分を注入し、お口の中を常時湿潤じょうたいに保とうとするものです。ただ現段階では装置自体が大きいため、違和感が非常に強かったり、給水量が十分でなかったりと、お口の乾燥状態を解消するには至らないといった問題点や改善個所が多いので、これらの研究課題となっています。